DeepRootで働くという事 DeepRootの歩き方



セールスセクションのプロデューサー高橋大樹は、
月曜の朝ラッシュの通勤電車に乗り込んだ

来週からクライアントの展示会だ。頭の中のやらないといけないリストは、パンパンに膨れあがっていた。
今日の営業戦略会議の方針をヒアリングして、スタッフや外部の協力会社をどう巻き込んで動かすか今日が勝負だ。
時間との戦い、自分との戦い、効果的効率的な人員の配置、クライアントからの追加オーダーや
突然の修正変更対応。まさに指揮官としてのプロデューサーの醍醐味が仕事を通じて自らの気持ちを高揚させる。
上がりきったテンションであっという間にオフィスに到着。

スタッフと元気よく挨拶を交わし、
今回のプロジェクトメンバーと早速ミーティングを始めた。

あっという間にクライアントのミーティングに出る時間が迫っていた。
慌ただしい朝一のミーティングではあったが スタッフの意思確認、情報共有、スケジュール確認を行い、
高橋は改めてこのプロジェクトを大成功に導く確信をした。

クライアントに予定より早く入り、
ミーティングに備えて準備をモットーにしている高橋はいつもの待合室で待機していると、
偶然宣伝部の方が入って来られて久しぶりなんで 近所に美味しい店あるから、ランチでも行かない?
とお誘いを受けた。


喜んでお誘いを受け、リラックスしながら美味しい食事を楽しんだ。

今回のプロジェクトには直接関係ない部署の方ですが勉強になる事も多くまた貴重な情報交換もでき、
改めて雑談や新たな情報収集の重要性を感じた。そして、いつも高橋君の頑張りを横から見てるよ。
おかげで助かってるしいなくてはならない存在になったね。とお褒めの言葉を頂き、
午後からの会議により一層気合いが入る高橋だった。

企画部のミーティングが始まった。
今日はマーケティング部も参加しての会議だ。

企画部担当が会議の進行をつとめる。
クライアント内でのブレストが始まり、1時間近く議論を繰り返し方向性が定まってきた。

その動向を見ながら高橋はパソコンを開き、
今 我々がお出ししている資料を大幅に変更する必要があると察した。

もっと差別化が図れるデータを見せるために切り口を変え加工しなければならなく、
またビジュアルインパクトのあるデザインに仕立てなければならないと即時に感じた。
改めて高橋は、パソコンに目を向けながら、市場のデータを確認した後、
会議を離席し電話でプロシードスタッフに加工した新たな切り口のサンプルを
1時間で上げるよう手配し、また同時に今回のプレゼンテーターの好みのテイストを
理解している高橋は、キービジュアルになるイメージを社内のデザイナーへ
連絡をとり同時にサンプルアップを依頼した。

社内のスタッフは、高橋の指示を受けて連携しながら
大至急作業に取りかかる。

ビックデータの加工は、そう簡単ではないが、
今日フィックス出来ないと後々もっと大変になる事は誰もが承知の上だった。
今日の高橋の判断と舵取りがこのプロジェクトの成功の80%がかかっていると言っても過言ではない。
全てをかけチームが一丸とならないといけない意味をスタッフ間でも理解している。
データサンプルが上がり高橋へ連絡を入れた。
高橋はパソコンで確認したが、どうやらもう少し手を入れないと厳しそうだ。
さらに追加オーダーをかけ事を急がせた。

間に合わない。
この会議内で決めてしまわなければ、まずい。

会議も終息に向かい始め、時間も持たなくなり始め宿題になると後の確認が
大変なのがわかっている高橋は、何とかこの責任者が皆出席している会議で
方向を刈り取らないといけないので焦り始めた。
そこにデザイナーからメールが届いた。
順番は逆になったが、キービジュアルの説明をし議論に持ち込み時間稼ぎをした。
デザインも賛否両論あり意見が色々出たが結果、これが時間稼ぎになり、
そうこうしているうちにデータサンプルが届いた。

即座にクライアントに見ていただき『これだ!これがやりたかったんだよ』といわれ
このデータならこのデザインになるよねと全ての方向性がそこで決まった。

高橋は。ホッと一息ついた。

まだ、一週間が始まったばかりだ。
ここからまだ気を抜くことは出来ない。
ただ今日一日で大枠の業務設計とゴールが見えた。

マーケッターであり営業マンであり時にはデザインディレクションまで。
プロデューサーの仕事はまだまだ続く。

1週間後の企画会議、販売会議、展示会を大成功に収めたクライアント。
よかった。ほんと大成功。

いつもは、一日一日を乗り越えて飲むビールも上手いけど
プロジェクトを終え仲間と飲むシャンパンは別格だね!

高橋大樹は安堵な表情を浮かべて
美酒を浴びていた。